Concept

手仕事について

今現在、鋳込みや型押し等、画一的な作品が出来る量産的な手法は使わずに制作しています

決してその手法を否定しているわけでなく、自分の手でできるところまで作ってみようという思いです

3Dプリンタなど新しい技術で手仕事までもコピーできる時代を迎えようとしていますが、そこに至るまでの過去とも違う現在を残せるような作品作りを目指しています


器について

汚れ止めに一般的に用いられる食品用シリコーンなどは

水を長時間入れる花器以外には使用しておりません

食品用で無害といっても薬品をかける事に違和感を感じますし

2,3年で効果はなくなります

代わりに一般的に18時間以下で焼成しているところ、36時間以上をかけて焼成し、焼締めております。手間と時間がかかりますが長く使えるようにできたらという思いです

 

 


適材適所

重要視しているのは釉薬と土と形の相性です

適材適所を見つけるのが自分の仕事だと考えています

この土は、この釉薬は、この形は

シンプルなものでも組み合わせの妙で

出来上がるものがまるで別物です


後付とは見立てなり

日本人は後付けでもなんでも「見立て」が好きだと思う

古来からの八百万の精神が、万物には全ての神が宿るのだと「見立て」た

後付もできない様なモノの方が面白く無いと思うし

想像や解釈の自由を与える「ゆるさ」というものが好きなのかもしれない

無作為で作り、素の自分が溢れでたものを自分の中の時系列に

沿いながら探し、照合していく

そうすると自分自身が再発見される気がします


言葉

好きな陶芸家や芸術家は何人かいます

作品そのものを真似たいとは思う事はありませんが

その思想とか言葉には共感するものもあります

その中でも、河井寛次郎という現在の「クラフトマン」の祖先のような方の言葉がとても好きで、いつ見ても僕の考えを

表しているような気持になります


売るという事が始まってからの物の乱れ、

わかりもしない人の好みを相手に作る事からの物の乱れ、

先ず自分の為に作らねばならない、自分を喜ばす物から作らねばならない、それからだ、それからだ